東京音楽コンクールTokyo Music Competition
原 裕子

ヴィオラ
出身:米国ニューヨーク州
第5回東京音楽コンクール(2007)弦楽部門 第2位
音楽研鑽歴
3才よりヴァイオリンを始め、15才でヴィオラに転向。
2005年、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校卒業。
2009年、東京藝術大学卒業。
2011年、スイス・ジュネーヴ音楽院修士課程(ヴィオラ専攻)卒業。
2012年、スイス・バーゼル音楽院修士課程(弦楽四重奏専攻)卒業。
2012~2014年、スイス・チューリッヒ歌劇場オーケストラにてアカデミー生。
2015~2017年、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンにてアカデミー生。
師事歴
ヴィオラを菅沼準二、川崎和憲、今井信子、ミゲル・ダ・シルバの各氏に師事。
室内楽を岡山潔、山崎伸子、松原勝也、ガボール・タカーチ・ナジ、ライナー・シュミットの各氏に師事。
音楽活動歴
2003年 | 第24回霧島国際音楽祭にて特別奨励賞 |
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2006年 | 第9回ライオネル・ターティス国際ヴィオラコンクールにて特別賞 |
2007年 | 第5回東京音楽コンクールにて弦楽部門第2位 リゾナーレ室内楽セミナーにて緑の風奨励賞(ステラ・クァルテット) |
2008年 | リゾナーレ室内楽セミナーにてハイドン賞受賞(ステラ・クァルテット) |
2009年 | 東京藝術大学卒業時に同声会賞受賞 |
2010年 | 京都青山音楽財団バロックザール賞(ウェールズ弦楽四重奏団) |
2011年 | 第7回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第3位(ウェールズ弦楽四重奏団) |
その他音楽活動
国内では、ヴィオラスペース、ハギモトハルヒコ夢コンサート、軽井沢八月祭などに出演したほか、日本フィル、芸大フィルと共演。ヨーロッパでは、シュヴェッツィンゲン音楽祭、ザルツブルク音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、ダボス音楽祭、ブレーメン音楽祭などで出演を重ねるほか、フランスのフェスティバル・イロンデルでは2018年より音楽監督を務める。2016年より、パリを拠点とするアルデオ弦楽四重奏団所属。ブレーメンにてドイツ・カンマーフィルの若手奏者たちとフランツ・アンサンブルを結成。古楽器による演奏にも情熱を注ぎ、ブレーメンのアンサンブルINTERMUSICALのメンバーとして活動するほか、シュヴェッツィンゲン音楽祭宮廷音楽アカデミー、チューリッヒのラ・シンティラ、フライブルク・バロック・オーケストラなどの公演に参加する。
レパートリー
どの時代の音楽にも、その言葉を読み、物語を紡ぐアプローチをすること、そのアプローチに説得力を持たせるプログラムを演奏会で組むことを心掛けています。
学生時代にヴィオラスペースでガース・ノックス氏のViola Spacesの初演に参加したことをきっかけに現代音楽に興味を持ち、ヨーロッパに移ってからは古楽器の演奏にものめりこんでいますが、活動と興味の中心は、高校生のときから変わらずずっと、弦楽四重奏です。