東京音楽コンクールTokyo Music Competition
本山 乃弘

ピアノ
出身:日本、長崎県
第12回東京音楽コンクール(2014)ピアノ部門 第3位
音楽研鑽歴
2006年 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学卒業
2008年~2011年 パリ・エコールノルマル=アルフレド・コルトー音楽院演奏課程、高等教育課程、高等演奏課程を首席で修める
2009年~2012年 ズィグムント・ザレスキ財団より奨学金を受ける
2012年 パリ・エコールノルマル=アルフレド・コルトー音楽院コンサーティスト(職業演奏家)高等ディプロムを満場一致にて取得
現在、同音楽院ペルフェクショヌマン課程(専攻科)在学中
師事歴
ピアノを福田伸光、川口由紀子、今井顕、植田克己、フランス・クリダ、ポール・ブラシェー、アルド・チッコリーニの各氏に、室内楽をゴールドベルク=山根美代子氏に師事。その他多くのマスタークラス等でも研鑽を積む。
音楽活動歴
1997年 | 第51回全日本学生音楽コンクール福岡大会 中学校の部第2位 |
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1998年 | 第4回フッペル鳥栖ピアノコンクール中学生部門第1位、並びに全部門グランプリ |
2003年 | 第4回ショパン国際ピアノコンクール in ASIAコンチェルトC部門(年齢制限なし)金賞及びコンチェルト賞 |
2005年 | 右手に局所性ジストニアを発症し、演奏時の正常なコントロールが困難となる。以来専門医の助言のもとリハビリに努める傍ら、左手のためのピアノ曲の演奏研究を始める |
2006年 | 左手のみによるソロ・リサイタル(神奈川、長崎)を開催。第132回日本演奏連盟推薦新人演奏会オーディション合格 |
2007年 | 同演奏会にて黒岩英臣指揮九州交響楽団とラヴェル作曲「左手のためのピアノ協奏曲」を共演 |
2008年 | 日本テレビ系列の報道番組“NNN24”にて、ドキュメンタリー「若きピアニスト、左手での挑戦」が放送される |
2012年 | 第9回リヨン国際室内楽コンクール(フランス)声楽・ピアノデュオ(歌曲)部門セミ・ファイナリスト(ソプラノの藤井玲南とのデュオ) |
2014年 | 第21回パルマ・デ・マヨルカ・ロータリー国際ピアノコンクール(スペイン)セミ・ファイナリスト、ディプロマ 第12回東京音楽コンクールピアノ部門第3位 |
その他音楽活動
2002年に芸高同期の男性ピアニストグループ“絆”を結成。以来毎年東京の主要会場にて演奏会を開催。これまでに、ポーランド国立クラクフ室内管弦楽団、福岡室内合奏団、ラトヴィア国立交響楽団、九州交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団等と共演。
レパートリー
ショパンを中心に、バロックから現代まで幅広く習得しながら、心の通うものを選んで演奏しています。器楽、声楽を問わずアンサンブルにも好んで参加しており、近年は特に歌曲伴奏の研究と経験を重ねています。左手のための作品群も、今後大切なレパートリーとして演奏し、その芸術的な価値を高めていきたいと思っています。