東京音楽コンクールTokyo Music Competition
大崎 由貴
ピアノ
出身:日本、広島県
第18回東京音楽コンクール(2020)ピアノ部門 第2位〈最高位〉
音楽研鑽歴
2012年3月、国立広島大学附属高等学校卒業。卒業時にアカシア賞受賞
2016年3月、東京藝術大学音楽学部器楽科をアカンサス音楽賞、藝大クラヴィア賞、同声会賞を受賞し卒業
2016年10月、ザルツブルク・モーツァルテウム大学修士課程に首席で入学
2019年11月、 同大学修士課程ピアノソリストコースを満場一致の最高点で首席卒業
2020年、令和2年度文化庁新進芸術家海外研修員として同大学ポストグラデュエート課程に在籍
2022年3月、同大学ポストグラデュエート課程修了
師事歴
これまでに芹澤佳司、角野裕、ジャック・ルヴィエの各氏に師事。
音楽活動歴
2017年 | 第5回アルコバッサ国際室内楽コンクール最高位、併せてポルトガル作品ベストパフォーマンス賞(ポルトガル) 褒賞としてアルコバッサ国際音楽祭(ポルトガル)に招待され、ピアノデュオでリサイタルを行う |
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2019年 | ピアニストのイーヴォ・ポゴレリチ氏が審査員長を務める第4回マンハッタン国際音楽コンクールにて特別金賞(アメリカ) 第22回ピエトロ・アルジェント国際音楽コンクール第2位(イタリア) 第15回ヘイスティングス国際ピアノコンチェルトコンクールセミファイナリスト賞、審査員によるマスタークラスを受講(イギリス) 第17回東京音楽コンクールピアノ部門入選 |
2020年 | 第18回東京音楽コンクールピアノ部門第2位〈最高位〉 |
その他音楽活動
ソリストとして東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団と共演する他、多数のリサイタルや演奏会に出演。日本ショパン協会パウゼシリーズリサイタル出演。
室内楽にも精力的に取り組み、多くの著名な演奏家と共演している。
2016年度宗次徳二海外留学支援基金、2019年度野村財団各奨学生。令和2年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員。
2022年4月より、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校にて非常勤講師を務める。
レパートリー
モーツァルト生誕の地、オーストリアのザルツブルクに留学していたこともあり、モーツァルトを中心に古典派の音楽に特に思い入れがあります。バロックから現代まで幅広い作品に触れてきましたが、留学以降、バッハ、ベートーヴェン、シューマンを中心とドイツ音楽をより多く勉強してきました。修士課程の卒業試験ではシューマンの謝肉祭を取り上げ、CD制作、ブックレット執筆およびリサイタルを行いました。
アンサンブルにも深く興味を持ち、デュオ、ピアノトリオ、カルテット等を含む様々な編成での室内楽曲を演奏し、レパートリーに持っています。
最近はピアノ協奏曲を演奏する機会に恵まれ、モーツァルト第17番、ベートーヴェン第3番、ショパン第1番、グリーグ、ラフマニノフ第1番・第2番、プロコフィエフ第3番、ラヴェル ト長調をレパートリーに持っています。