東京音楽コンクールTokyo Music Competition
砂田 愛梨

ソプラノ
出身:日本、東京都
第22回東京音楽コンクール(2024)声楽部門 第2位
音楽研鑽歴
2009年3月、東京音楽大学付属高等学校声楽専攻卒業(最優秀賞)
2013年3月、東京音楽大学音楽学部音楽学科声楽専攻(声楽演奏家コース)卒業
2015年3月、東京音楽大学大学院音楽研究声楽専攻オペラ研究領域修了(首席・総代)
2018年3月、新国立劇場オペラ研修所第18期修了
2018~2020年、平成30年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員
師事歴
日本ではこれまでに声楽を、安達さおり、釜洞祐子、市川倫子、成田繪智子、武田正雄の各氏に師事。コレペティトールを谷池重紬子、英・独語ディクションを三ヶ尻正の各氏に師事。イタリアでは、ルチアーナ・セッラ、ニーノ・マチャイゼの各氏に師事。コレペティトールをウンベルト・フィナッツィ、ルーカ・ゴルラの各氏に師事。
音楽活動歴
2016年 | 第46回イタリア声楽コンコルソミラノ大賞部門ミラノ大賞・第1位 |
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2018年 | 第54回日伊声楽コンコルソ第3位(日伊音楽協会賞、読売新聞賞)及び最優秀歌曲賞 第12回マグダ・オリヴェーロ国際声楽コンクール第3位及び特別賞 |
2020年 | 公益財団法人東急財団令和2年度第31回五島記念文化賞(新人賞)受賞海外研修(イタリア、2020-2022) |
2021年 | 第9回ファウスト・リッチ賞国際コンクール審査員長特別賞、及びオペラ配役部門ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』ノリーナ役に抜擢。 第11回サルヴァトーレ・リチートラ国際声楽コンクール第2位 |
2023年 | 第2回ジュディッタ・パスタ国際声楽コンクール第3位 第92回日本音楽コンクールオペラ部門第3位 |
2024年 | 第15回マグダ・オリヴェーロ国際声楽コンクールオペラ配役部門プッチーニ『ラ・ボエーム』ムゼッタ役に抜擢。 第32回マルコ・コリキ賞国際声楽コンクールミラノ・ロータリークラブ主催第3位 第22回東京音楽コンクール声楽部門第2位 |
その他音楽活動
新国立劇場オペラ研修所・ANAスカラシップとして、ミラノ・スカラ座アカデミー、バイエルン州立歌劇場オペラ研修所にて海外研修を行う。
国内ではこれまでに、神奈川フィル海老名公演「フューチャー・コンサート」(2020年)、大阪交響楽団定期演奏会ドヴォルザーク『ルサルカ』(演奏会形式、チェコ語)外国の王女役(2023年/柴田真郁指揮)、群馬交響楽団「GTシンフォニック・コンサートVol.5 オペラ・ガラコンサート」(2023年/沼尻竜典指揮)など出演多数。
イタリアでは、サッサリ市立劇場(サルデーニャ)、A.レンダーノ市立劇場(コゼンツァ)のシーズン公演(2022)ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』ノリーナ役のプリマ・キャストとして契約し、併せて全8劇場に出演する。そのほか、ブスト・アルシツィオ市劇場(ヴァレーゼ)創立130年記念公演ヴェルディ『椿姫』ヴィオレッタ役(2021)、『リゴレット』ジルダ役(2022)、プッチーニ『蝶々夫人』題名役(2024)に出演し、サルザーナ・オペラフェスティヴァル(ラ・スペーツィア)『リゴレット』ジルダ役(2022)、ミラノ・カルカノ劇場『ラ・ボエーム』ムゼッタ役(2024)などオペラ公演、様々なコンサートに出演を続ける。現在、イタリアと日本を拠点に活動している。
レパートリー
声種はソプラノ、その中でもリリックな表現から細かい装飾技巧・アジリタまでを得意とする、ソプラノ・リリコ・レッジェーロという声質です。
【オペラ】イタリア・オペラ作品全般、特にベルカント・オペラ作品から、ヴェルディ、プッチーニのオペラ作品までを専門としております。ベルカント・オペラ作品では、ドニゼッティ、ベッリーニ、ロッシーニ、特にドニゼッティ作品に関しては、イタリアでも上演が少ないマイナー作品まで、またヴェルディ、プッチーニのオペラ作品の他に、ザンドナーイ、レオンカヴァッロ、マイヤベーアなどのイタリア・ロマン派後期の作品をレパートリーとして準備しております。
【歌曲・宗教曲等】イタリア歌曲、宗教作品(ラテン語の場合はイタリア・カトリック教会式発語)、シンフォニー作品(ベートーヴェン:「第九」等)まで、ベルカント歌唱法で幅広く発展させています。
ドイツ作品やその他の言語の作品に関しても、声やキャラクターが合う役は挑戦することもあります。最近では、更にフランス・オペラ作品を本格的にレパートリーに入れ、ドニゼッティの仏語作品、グノー、マスネ、トマ、ビゼーの作品まで、レパートリーの拡張をしております。