プラチナ・シリーズ ラインアップ

メゾソプラノ：藤村実穂子

ピアノ：ヴォルフラム・リーガー

◇出演者プロフィールはこちら（チラシPDF）

モーツァルト：

静けさは微笑み K152

喜びの鼓動 K579

すみれ K476

ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼く時 K520

夕べの想い K523

マーラー：『さすらう若人の歌』

1. 「恋人の婚礼の時」

2. 「朝の野を行けば」

3. 「胸の中には燃える剣が」

4. 「恋人の二つの青い眼」

ツェムリンスキー：『メーテルリンクの詩による6つの歌』 Op.13

1. 「三人姉妹」

2. 「目隠しされた乙女たち」

3. 「乙女の歌」

4. 「彼女の恋人が去った時」

5. 「いつか彼が帰ってきたら」

6. 「城に来て去る女」

細川俊夫：2つの日本の子守唄（日本民謡集より）

1. 五木の子守唄（熊本県民謡）

2. 江戸の子守唄（東京都民謡）

〈アンコール〉

ツェムリンスキー：

子守唄

春の日

夜のささやき

コロナ禍中、歌えないことは非常にしんどくて、音楽を聴いて癒されていた。ひとつひとつの音が砂漠の土に滲み込むように、身に染みた。多くの作曲家の楽譜を開き、こんな中だからこそ感じられる和音や歌詞、変調に鳥肌が立った。私から歌うことを取り除いたらただの抜け殻なのだと感じ、以前のように「普通に」人々の前で歌える日を願った。

やっと日常が取り戻されつつある今、ウクライナでは戦争が起こり、あちこちで不穏な不協和音が鳴り始めている。日常、普通のことって、こんなに凄いことなんだ。そして百年以上経っても、何度も何度も演奏される曲というのは、そうされる理由があるからなんだと、改めて思う。

人間の愚鈍なエゴによる歴史は繰り返されるのかもしれない。でも素晴らしい音楽や本、美しい芸術文化も、同じ人間が創ったものである。「ひと」としてのひとときを、思い出深い東京文化会館で共有できることをとても楽しみにしている。

藤村実穂子

【当日券】

販売はございません。

1回券：S席5,500円　A席4,400円　B席2,750円　25歳以下（全席共通／要証明書）1,100円　予定枚数終了

5回セット券：S席24,750円　A席19,800円（販売終了）

※5回セット券・B席・25歳以下席は東京文化会館チケットサービスのみ取扱い。

座席表（PDF）

1回券：2023年5月27日（土）

5回セット券：2023年3月4日（土）～12日（日）販売終了

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