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お知らせNews

アフタヌーン・コンサート 出演者インタビュー(3/3)

2023年01月13日 (金)

Q3:当日のプログラムについて、選曲理由や聞きどころをお伝えください。

芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインド クラリネット四重奏
吉川・近藤

J.S.バッハの「イタリア協奏曲」は、原曲は鍵盤楽器のために書かれていますが、今回私たちはフランク・アメがクラリネット四重奏のために編曲したバージョンを演奏します。クラリネットによるアンサンブルでは、素朴な明るさを感じていただけると思います。メンデルスゾーンの「失われた幻影」も原曲はピアノ曲。4人のその日その場の感覚で、演奏するたびに雰囲気が変わります。自由度の高い、生き生きとした演奏になると思います。エスケシュ作曲エオー編曲の「超絶的タンゴ」は、渋カッコいいダンサブルなナンバー。バセットホルンが登場します。デリヴェラの「カイエンの花」は、ジャズ・クラリネットの世界の作品です。講師のベヴェラリさん一押しの作品で、私たちは初めて演奏するチャレンジ曲でもあります。4作品それぞれに違った個性を持っています。クラリネットの奥深い響きと共にお楽しみいただければと思います。

トリトン・アーツ・ネットワーク アウトリーチセミナー修了生
保手浜・小松

私たちは保育園や幼稚園の子どもたちに向けたアウトリーチ活動を行ってきました。ドビュッシーの弦楽四重奏曲は、実際に子どもたちを前に演奏してきた作品です。小さな子たちはドビュッシーのあの響きをどう捉えるのだろうかと、少し不安もありましたが、一生懸命音を追い、音楽を感じ取ろうとしてくれていたことが伝わってきました。このアフタヌーン・コンサートでも「アウトリーチ形式」として、お話を交えながらこの作品をお届けします。大人の皆さんは、子どもたちより言葉が助けになる部分もあると思いますが、言葉にしすぎることなく、色彩感が豊かで想像力を掻き立てられるような響きを感じ、ホールの響きを身体いっぱいに吸収していただきたいと思っています。

サントリーホール オペラ・アカデミー
岡・萩野・横山

私たちはオール・モーツァルト・プログラムをお届けします。オペラ『イドメネオ』より「いったいいつ終わるの ~ お父様、兄弟たちよ、さようなら!」は、囚われの身になったイリアが敵国の王子に恋をしてしまい、愛と復讐心の葛藤に胸を焦がしながら歌うアリアです。オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より「岩のように動かずに」では、恋人ではない男性に言い寄られたフィオルディリージが、「どんなに口説かれても私の貞節は岩のように揺るぎません。この愛を変えることができるのは“死”のみです。」と決然とした意志を表明します。オペラ『ポントの王、ミトリダーテ』より二重唱「私が生きることがかなわなくても」は、珍しいソプラノの二重唱です。14歳のモーツァルトが作ったオペラですが、このアリアのメロディーは美しく、技巧的でもあるので、私たちにとっての挑戦曲です。本来はオーケストラとともに歌われますが、想像力を120%働かせていただき、ピアノとともに表現するアリアの世界を楽しんでいただきたいです。

サントリーホール室内楽アカデミー
城野・高木・渡辺

フォーレのピアノ三重奏曲は、作曲家晩年の77歳の時に、体調不良に苦しみながら書き上げられた作品です。しかし音楽そのものは、ある種達観したような、透明感のある美しい曲です。第2楽章は「アンダンティーノ」という、私たちのグループ名の表記された楽章です。フォーレの優しさに溢れた音楽ですので、とくに大切に演奏したいです。ちなみに「アンダンティーノ」というグループ名は、コロナ禍で大学のレッスン室なども使えなかったときに、私たちがよく使用していた音楽スタジオの名前に由来しています。

東京文化会館 東京音楽コンクール入賞・入選者
河内・犬飼

エヴァルドの金管五重奏曲第3番は吹奏楽や金管ではメジャーな作品です。メジャーだからこそ、完成度の高さが問われます。第1楽章は力強さも情緒的な部分もあり、そのメリハリを大切に演奏したいと思います。各楽器が代わる代わるメロディーを担当し、多様なフレーズを聴かせます。この編成で出せる最も豊かでシンフォニックな音がお楽しみいただけると思います。2曲目のニーハウスの金管五重奏曲は、とても前向きで勢いのある曲です。今回はパワフルなメンバーが揃っているので、この選曲にはもってこいだと思います。

 

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東京ネットワーク計画 4館連携 若手アーティスト支援
アフタヌーン・コンサート
2023年2月23日(木)14:00開演 東京文化会館 小ホール
公演情報