Music Program TOKYO

プラチナ・シリーズ第1回 アルディッティ弦楽四重奏団~現代音楽のスーパー・カルテット~

「奇跡の音響」と称される小ホールで贅沢なひと時を。一流アーティストによる珠玉のコンサートをお楽しみください。

公演情報

日時

2017年6月24日(土)18:00開演(17:30開場

会場

東京文化会館 小ホール

出演

第1ヴァイオリン:アーヴィン・アルディッティ
第2ヴァイオリン:アショット・サルキシャン
ヴィオラ:ラルフ・エーラース
チェロ:ルーカス・フェルス

曲目

ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
細川俊夫:沈黙の花
バルトーク:弦楽四重奏曲第6番 Sz.114
西村朗:弦楽四重奏曲第6番「朱雀」(2017/世界初演)
※当初の予定から曲順が変更となりました。
 

西村朗:弦楽四重奏曲第6番「朱雀」 作品解説
Akira Nishimura: String Quartet No.6 "Suzaku—The Vermilion Bird"

西村朗
 
この作品は、尊敬と感謝を込めてArditti Quartetに献じられている。前作「第5番〈シェーシャ〉」の作曲から4年を経た2017年の1月から4月にかけて東京において作曲。
この四重奏曲は、東洋的な「夏」の観念を主題としており、古代中国における夏の象徴としての神鳥「朱雀(すざく)」からインスピレーションを得て作曲されている。中国の伝説上の「朱雀」は、四神(the Four Symbols)のひとつであり、南方を守護する神獣である。この作曲では、「朱雀」と関連する様々なイメージのうち、"鬼(Ghost)" "星(Stars)" "火(Fire)" "翼(Wings)"という四つのイメージが、曲想や構成に強い影響を与えている。
また、この曲には〈朱雀の飛翔の音列主題〉が存在し、その原形や変形、断片群が曲の流れの中で見え隠れする。その音列の原形は、D-B-E-H-F-Ges-C-A-As-G-Cis-Disである。
曲は次の二つの楽章から成る。
《I》鬼(Ghost)と星(Stars)
《II》火(Fire)と翼(Wings)
これらふたつの楽章は対立的ないし個別的な性格ではなく、「朱雀」の複合重層的で動的なイメージ像一体の言わばふたつの鏡像である。ふたつの鏡像を映ずるふたつの鏡面はそれぞれに歪んでおり、そのためにふたつの鏡像の共通性も歪んでいる。そのような複楽章構成となった。
「朱雀」のイメージを通して「夏」を主題としたのは、夏に象徴される生命の盛りの輝きと夜の深い闇の神秘性、超自然的なエネルギーの見えざる高潮などヘの賛美の念がつのったためである。

メッセージ・インタビュー&掲載情報

インタビュー&掲載情報

アーヴィン・アルディッティ メッセージ(YouTube)

インターネットラジオOTTAVA「Tokyo Meeting Point」
第1回(6月17日放送)(YouTube)
※プラチナ・シリーズ第1回特集。西村朗インタビュー収録。

タワーレコード「intoxicate」Vol.128
タワーレコード「intoxicate」Vol.129

公演によせて

アルディッティ弦楽四重奏団の「今」は凄い!
超絶のヴィルトゥオーゾ、アーヴィン・アルディッティが率いるアルディッティSQは、結成以来40年余にわたって、現代における「弦楽四重奏」という創作ジャンルの一大隆盛期を築いてきた。その磨き抜かれた驚異的な演奏表現力によって彼らが世界に送り出した新作はすでに膨大な数にのぼっている。まさに現代音楽界の至宝、音楽史上の希有なるクリエーターである。
今回のプログラムはラヴェルとバルトークの「第6」という20世紀の古典と彼らの重要なレパートリーである細川作品。そして彼らに捧げた私の新作の世界初演。アルディッティSQのラヴェルは意表をつく選曲。まずこれは聴き逃せない。この魅惑の傑作が、彼らによっていかなる色調と味わいのものとなるのか。期待に胸がときめく。
日本の現代音楽の聖地でもある東京文化会館小ホールでのコンサート。彼らの表現力のさらなる深化と進化、緻密にして華麗で鋭く熱いアンサンブル力が、多彩なプログラムの中で存分に発揮されることだろう。
アルディッティSQの「今」の輝きは本当に凄い!

西村朗(作曲家)

チケット情報

料金(税込)

5公演セット券:S席22,500円 A席18,000円 販売終了
1回券:S席5,000円 A席4,000円 B席2,500円 B席売切
※セット券は東京文化会館チケットサービスの窓口・電話のみ取扱(Webでの販売はございません)
※B席は東京文化会館チケットサービスのみ取扱

【当日券】17:00よりS席・A席を販売します。

発売日

5公演セット券:2月18日(土)~3月4日(土)期間限定販売
1回券:3月11日(土)発売

インフォメーション

プロフィール

アルディッティ弦楽四重奏団 Arditti Quartet
アーヴィン・アルディッティ(第1ヴァイオリン) Irvine Arditti, Violin
アショット・サルキシャン(第2ヴァイオリン) Ashot Sarkissjan, Violin
ラルフ・エーラース(ヴィオラ) Ralf Ehlers, Viola
ルーカス・フェルス(チェロ) Lucas Fels, Cello
1974年に創設。現代作品そして20世紀初期の作品の深い解釈と卓抜した演奏は、世界各地で高い評価を確立している。バートウィスル、ケージ、カーター、ファーニホウ、グバイドゥーリナ、ハーヴェイ、細川、クルターク、ラッヘンマン、リゲティ、リーム、シェルシ、シュトックハウゼン、クセナキスなどの作品を世界初演。日本人作曲家の作品も数多く録音・演奏。作曲家とともに作品の解釈を深めていく彼らの演奏を経て、それらの多くが今世紀の代表的なレパートリーとなっている。CDは200タイトルを超える。ナイーヴレーベルからは、話題沸騰したシュトックハウゼンの「ヘリコプター・クァルテット」など多数リリース。99年には、エルンスト・フォン・シーメンス賞受賞。スイスのパウル・ザッヒャー財団には演奏記録が全て収められている。88年に武満徹に招かれ初来日。以来、継続的に来日している。

※都合により内容が変更となる場合がございますのでご了承ください。
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※託児サービス(要予約・有料・6月16日(金)17:00締切)があります。イベント託児・マザーズ 0120-788-222

お問合せ

東京文化会館 事業企画課 03-3828-2111(代表)

主催等

主催:東京都/東京文化会館・アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

東京文化会館

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〒110-8716 東京都台東区上野公園5-45
TEL:03-3828-2111 チケットサービス:03-5685-0650