音脈 Vol.63|東京文化会館公演情報 2016年7月~9月
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3音脈2016 SUMMER特集・出演者インタビュー小曽根 真&ゴンサロ・ルバルカバ “Jazz meets Classic” with 東京都交響楽団information! 10月1日(土) 17:00              10月2日(日) 15:00出 演ピアノ:小曽根 真ピアノ:ゴンサロ・ルバルカバ打楽器:安藤芳広、小林巨明 (東京都交響楽団)(第1部のみ)指揮:角田鋼亮(第1部のみ)管弦楽:東京都交響楽団(第1部のみ)曲 目第1部バルトーク:ルーマニア民俗舞曲バルトーク:2台のピアノと打楽器のための協奏曲第2部ジャズ・セッション 小曽根 真×ゴンサロ・ルバルカバMPT東京文化会館 大ホールオリンパスホール八王子料 金S席5,000円 A席4,000円 B席3,000円 25歳以下1,000円小曽根 真ワークショップ「自分で見つける音楽Vol.4」information! 9月21日(水) 19:00MPT料 金参加料1,500円 25歳以下1,000円小ホール角田鋼亮ゴンサロ・ルバルカバ小曽根 真©武藤 章©Yow Kobayashi©Yasuhisa Yonedaて音楽に開眼したかなど、興味深い内容も語られるので見逃せない。 「毎回『何をするかあらかじめ決めない』ということだけを決めていますから、その場の雰囲気次第。ただ、音楽の3要素であるリズム、メロディ、ハーモニーについてお話しし、音楽って言葉なんだ、日常生活の中にあるものなんだということを伝えたいと思っています。クラシックやジャズは決して高尚なものではありませんし、僕だってピアノが弾けるからといって特別な人間ではありません。会場にいらっしゃった一人ひとりが何かしら特別な部分をもっており、それを思い出したり気がついてくれて何かを持ち帰っていただければ嬉しいですね。僕はそのためにピアノを弾くという役割を担っていますし、芸術というのはそういうことができる素晴らしいコミュニケーションツールだと思います」 毎年一度という貴重なコンサートとワークショップだが、数多くの音楽家たちが演奏してきた東京文化会館という場に宿っている魂の存在を感じながら、気心が知れた東京都交響楽団と共に音楽を作れるという機会を心から楽しんでいるという。そして特筆すべきは、東京文化会館も小曽根も同じ1961年生まれ。この結びつきから生まれる素晴らしい何かを、私たちは期待してもよいのではないだろうか。 「クラシックを演奏し始めてから気がついたのですが、いろいろな曲を弾いて突き詰めていくと、どんどんジャズなどとの境界線がなくなってくるのです。その先にあるのは『聴いた人が幸せになる』という極めてシンプルなこと。それこそが音楽の存在理由であり、音楽家の役割だと言えるでしょう。僕が演奏するということでジャズ風のモーツァルトを期待した人もいたと思いますが、それはいちばんやってはいけないことなのです。もし自分が作曲した本人だったとしたら『そういう安っぽい使い方はしないで』と思うでしょうね。ジャズ・マインドでクラシックにアプローチするというのはジャズのように演奏することではなく、コンポーザーとしての視点から楽譜を読み解くことです。作曲家はなぜこのコード進行で書いたのか、なぜここでこの音なのか、聴衆に対してどういうサプライズを仕掛けたかったのかなどを考えていくといろいろな解釈ができますし、自分やゴンサロが演奏する意味も見えてきます。バルトークの作品には変拍子も多いのですが、ジャズをやっているとそういったリズムの処理は日常のことなので、さほど難しいことじゃない。むしろ旋律や和音の重ね方などに驚かされることが多く、クラシックを勉強してきた方とは視点が違うでしょうね。不協和音があっても僕たちは『それも含めてJOYだよね』というアプローチができるし、この曲やプロコフィエフ、ショスタコーヴィチなどの音楽にもある素晴らしいウィットを、どう表現していくかも面白いでしょう」 ところでこのシリーズではコンサートに合わせ、『自分で見つける音楽』と題されたワークショップも小ホールで開催されている。ピアノ演奏を聴かせながら、音楽の楽しさや魅力を語るというトーク&ライヴのスタイルだが、小曽根自身がどうやっ"Music Program TOKYO " Jazz meets Classic

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