音脈 Vol.56|東京文化会館公演情報 2014年10月~12月
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音脈2014 AUTUMN12平成27年1月21日(水) 19:00開演(18:30開場)料     金:S席5,000円 A席4,000円 B席2,500円(B席売切)チケット取扱:主     催:東京都/東京文化会館・東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)Music Weeks in TOKYO 2014 プラチナ・シリーズ 第2回ハンスイェルク・シェレンベルガー&堀米ゆず子&中野振一郎 他〜バッハ・コントラスト〜出 演オーボエ:ハンスイェルク・シェレンベルガーヴァイオリン:堀米ゆず子チェンバロ:中野振一郎チェロ:山本 徹曲 目J.S.バッハ:トリオ・ソナタ ト長調 BWV1039ハインツ・ホリガー:独奏オーボエのためのソナタ(1956/1999)J.S.バッハ:トリオ・ソナタ ニ短調 BWV1036J.S.バッハ:トリオ・ソナタ ハ長調 BWV1037三善 晃:ヴァイオリンのための「鏡」(1981)J.S.バッハ:「音楽の捧げもの」BWV1079より トリオ・ソナタH.シェレンベルガー堀米ゆず子中野振一郎山本 徹information!小ホール©Gerhard Winkler©稲見伸介©T.Okura©K.Miuraザールを思わせるような感じで、とても美しく、温かいサウンドです」 「“バッハ・コントラスト”と名付けてみました。全体は、フレームのようにバッハの4つのトリオ・ソナタで取り囲み、その中にコントラストが利いた現代の音楽を2つ挿み込むというようになっています。ひとつは、ハインツ・ホリガーが作曲したオーボエのためのソナタ。彼が17歳の時に、彼の先生だったカサニョさんが亡くなられたのを悼んで書いた作品です。その後の彼はとても先鋭的な作風になりますが、このソナタは技術的には非常に難しいけれども、音楽的にはどちらかというと伝統的で、とても美しい、古典的な作品に仕上がっています。ちょっとカンディンスキーの初期の絵画などを彷彿させますね。後半では堀米さんが三善晃さんの書いた《鏡》を独奏します。美しいコンビネーションの構成になったと思います」そもそも、どうしてバッハのトリオ・ソナタを選んだのでしょう。 「堀米さんとこの編成で演奏するのが好きというのもありますし、オーボエとヴァイオリンの組み合わせがとてもフィットする曲目だと思ったからです。また、別々の作品でのアンソロジーでなく、同じタイプの組み合わせで異なるカラーを出してゆきたいと思いました。実はこれらのトリオ・ソナタをまとめて採り上げるのは、私にとっても初めての挑戦です。元々この4曲はフルートのために書かれたもので、オーボエのオリジナルの作品はひとつもありません。そのため、聴きやすい割に、オーボエで吹くにはとても難しいのですよ(笑)」これまでに堀米さんとの共演経験はありますか? 「もちろん。彼女とのお付き合いはとても長く、80年代から、クレーメルが主宰していたロッケンハウス室内楽音楽祭などで共演しています。昨年に行われた私の岡山フィル首席指揮者就任演奏会ではブラームスのヴァイオリン協奏曲をご一緒しました。本当に素晴らしい演奏でした」 「歴史的楽器というのは面白いです。どういう反応をするのか、どのような音が出るのか……。しかしながら、それが絶対ではありません。最終的には私たちにとって楽器というのは、“媒体”であり、“道具”なのです。最も大事にすべきものは、何よりも音楽です。フレーズの形だったり、強弱であったり、アゴーギクの使い方であったり、そういうものを解釈してゆく。つまり、私たちは常にその音楽に対する翻訳者なのです。もちろん、これはあくまでも個人の選択であり、歴史的楽器や演奏に専念されるというのもよいと思いますよ。アーノンクールは音楽の根源を深く掘り下げてゆく方ですが、私はそういうのが好きですね。私はモダン楽器を使いながら、バロックの考えを追究して演奏します。若い頃に受けたリヒターからの影響というのは今でもあり、バッハの内なるもの、音楽の根源というものを大事にしながら演奏したいと思っています」今回は再びここに戻り、日本人アーティストとアンサンブルを聴かせてくれます。バロックとコンテンポラリーを組み合わせたプログラムは面白いですね。シェレンベルガーさんはかつてカール・リヒターのミュンヒェン・バッハ管で演奏体験がありますが、ピリオド楽器、ピリオド演奏についてはどうお考えでしょう?"Music Weeks in TOKYO 2014"

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